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AIで書いた記事はSEOに弱いのか?順位を落とす3つの書き方

AIで書いた記事はSEOに弱いのか?順位を落とす3つの書き方

AIで書いたから順位が付かない、ということはありません。Googleは公式ブログで、制作の方法を問わず、品質の高いコンテンツを評価すると書いています。

順位を落とすのは、AIを使ったことではなく、書き方です。StartWithは自社の記事をClaude Codeで書いており、記事を弱くする書き方は3つあると見ています。

「根拠のない数字」「一次情報ゼロ」「自己チェック」の3つです。この記事では、StartWithの制作で実際に起きた例と一緒に、それぞれの対策を説明します。

結論|AIだから弱い、ということはありません

Googleは制作方法ではなく品質で評価し、順位操作を目的にした自動生成だけが方法を問わずポリシー違反になる

Googleは2023年2月の公式ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」で、評価の考え方を公開しています(出典)。要点は次のとおりです。

  • 評価するのは、コンテンツの品質。AIを使ったかどうかでは決めない。
  • 検索順位の操作を主な目的にした自動生成は、方法を問わずスパムポリシー違反。
  • 誰が・どのように・なぜ作ったか(経験・専門性・信頼性)を重視する。

つまり「AIで書く」こと自体は、問題にされていません。問題になるのは、品質を落とす書き方をそのまま公開することです。

書き方1|根拠のない数字を、それらしく書いてしまう

書いてよいのは一次情報メモにある数字と出典URLを書ける数字だけ。一般に◯%や業界平均は一文ごと削る

AIは、文章の流れに合う数字を作ります。「一般に◯%といわれています」のような一文です。出どころがなければ作り話です。

StartWithの制作でも、実際に起きました。記事に資料への導線を足す修正をしたら、「根拠のない記述」「導線の三重化」「譲歩で締める文」の3つの問題が、同時に入り込みました。

StartWithは、修正のたびに新しい作り話が混ざる余地があると見ています。

StartWithの対策は、次の2つです。

  • 本文に出す数字は、すべて一次情報メモに根拠を持たせる。メモにない数字は、書かない。
  • 根拠のない一文は、直すのではなく、一文ごと削る。

2026年9月公開の記事では「表示回数が2割以上落ちていれば」という記述を、根拠がなかったため初稿から削りました。

作り話の入り口は2つです。ゼロから数字を作る場合と、手元の記録を書きながら変えてしまう場合です。

StartWithが2026年9月12日に記事6本へ一次情報を足したとき、別の文脈のAIから延べ40件の指摘が出ました。分類すると、原因は5つです。

  1. 主張を、主語なしの断定にする。
  2. 必要条件を、十分条件に言い換える。
  3. 記録にない最上級(いちばん・最も)を足す。
  4. 数式の向きを変える。
  5. 相対語の意味を、移した先で読み替える。

4の例です。記録は「仕入れ値に広告費とバナー制作費を足すと元が取れていなかった」でした。

それを、「売上に広告費とバナー制作費を足すと」と書きました。計算として成立しない文です。

5の例です。自社のXアカウントの分析にある「表示が小さい投稿」は、表示回数が少なかった投稿のことです。

これをメールの記事に持ち出すときに、「細かく分けた配信」と読み替えました。別のものを指す言葉です。

StartWithは、実測を別の文脈に持ち出すとき、持ち出せるのは構造だけだと見ています。「小さい」「大きい」のような相対語は、文脈が変われば指すものが変わるからです。

書き方2|実際に見た事実が、1つもない

書き手にしか書けない一次情報の欄が埋まるまで執筆に進まず、埋まらないテーマは書かない

AIが書けるのは、すでに公開されている情報の整理までです。実際に見た事実、つまり一次情報は、原理的に書けません。

一次情報のない記事は、検索上位の記事をまとめ直した内容になるとStartWithは見ています。読者から見ると、どの記事を読んでも同じで、その記事を選ぶ理由がありません。

StartWithは、執筆の前に一次情報メモの工程を挟んでいます。

  • 実際に見聞きした事実を書く欄は、書き手にしか埋められない設計にする。
  • その欄が埋まるまで、AIは執筆に進まない。
  • 埋まらないテーマは、書かない。

StartWithのメモでは、根拠を3種類に分けています。

  • 実際に見た数字は、事実として書きます。
  • 自社で組み立てた見方は、「StartWithでは」と主語を付けて書きます。
  • 計画上の置き数字は、事実として書きません。書く場合は、「自社の計画値」と留保を付けます。

この分類があると、AIに執筆を任せても、事実と見方が混ざりません。

AIに任せる範囲を広げるほど、この関門の価値が上がるとStartWithは見ています。事実を持っているのは、その会社だけだからです。

書き方3|書いたAIに、自分でチェックさせてしまう

チェックは書いた文脈と切り離した別のAIでおこない、型7項目で要修正0件になるまで繰り返す

書き終えた記事を、同じ会話の流れでAIにチェックさせると、採点は甘くなるとStartWithは見ています。自分の書いた前提ごと、正しいものとして扱うためです。

StartWithは、チェックを別の文脈に切り離しています。

  • 原稿を書いた文脈とは別の、チェック専用のAIに採点させる。
  • 基準は文書にした型で、7項目を機械的に確かめる。
  • 「要修正0件」になるまで、直してはチェックに戻す。

繰り返すのは、直した箇所が新しい問題を作ることがあるためです。書き方1であげた「修正1回で問題が3つ入った」例も、このチェックが見つけました。

書き方1の5つの形も、すべてこのチェックが見つけたものです。原稿を書いたAIは、記録どおりに書いたつもりでいました。

40件は、すべて公開前に直しています。

まとめ|StartWithが記事を出すまでの6工程

工程やること誰がやるか
1 キーワード決定候補を出し、1語に絞るAIが候補、人が決定
2 構成案見出しと結論を組むAIが叩き台を作り、人が直す
3 一次情報メモ実際に見た事実を書く人にしか書けない
4 執筆メモの根拠だけで書くAI
5 チェック型7項目で採点し、0件まで直す別の文脈のAI
6 入稿構造化データまで本文と合わせるAIが用意、人が公開判断

AIで書くかどうかより、この工程を通すかどうかが、順位の差になるとStartWithは見ています。

ご相談|記事の制作を任せたい場合

3つの対策は、社内でも組めます。外に出すことを考えるのは、一次情報メモとチェックの工程を、毎月回しつづける手が取れないときです。

StartWithは、キーワードの選定から記事の公開までを、まとめて引き受けています。このサイトのコラムも、同じ手順で書いています。

ご相談は、お問い合わせからお送りください。2営業日以内に、代表の築地から返信します。

StartWithの支援が向く会社と、向かない会社

StartWithの支援が合うかどうかは、次で判断できます。

StartWithの支援が向く会社

  • 記事を書きたいテーマについて、実際の経験や事例が社内にある会社。
  • 一次情報の質問に、答えられる担当者がいる会社。
  • 半年以上つづけて公開する予定がある会社。

StartWithの支援が向かない会社

  • 3か月以内に順位の成果を求める会社。
  • 記事の内容を確認する担当者を、社内に置けない会社。
  • すでにマーケティングチームがあり、実務の手だけを探している会社。

この記事のよくある質問

Q. AIで書いた記事は、SEOに弱いのですか

AIで書いたから順位が付かない、ということはありません。Googleは2023年2月の公式ブログ「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」で、評価するのはコンテンツの品質であり、AIを使ったかどうかでは決めないと公開しています。ただし、検索順位の操作を主な目的にした自動生成は、方法を問わずスパムポリシー違反です。順位を落とすのはAIを使ったことではなく書き方だと、StartWithは見ています。

Q. AIで書いた記事が、順位を落とすのはどんなときですか

StartWithは、記事を弱くする書き方は3つあると見ています。根拠のない数字をそれらしく書いてしまうこと、実際に見た事実(一次情報)が1つもないこと、書いたAIに自分でチェックさせてしまうことです。StartWithは自社の記事をClaude Codeで書きながら、この3つを工程で潰しています。

Q. AIの記事に、一次情報はどう入れますか

StartWithは、執筆の前に一次情報メモの工程を挟んでいます。実際に見聞きした事実を書く欄は書き手にしか埋められない設計にし、その欄が埋まるまでAIは執筆に進みません。埋まらないテーマは書きません。メモの中では根拠を3種類に分け、実際に見た数字は事実として書き、自社で組み立てた見方は主語を付けて書き、計画上の置き数字は事実として書きません。

Q. AIが書いた記事のチェックは、どうすればよいですか

書き終えた記事を同じ会話の流れでAIにチェックさせると、採点は甘くなるとStartWithは見ています。StartWithは、原稿を書いた文脈とは別のチェック専用のAIに採点させ、文書にした型の7項目を機械的に確かめ、「要修正0件」になるまで直してはチェックに戻しています。直した箇所が新しい問題を作ることがあるためです。

Q. AIで記事を書くとき、数字はどう扱いますか

本文に出す数字は、すべて一次情報メモに根拠を持たせ、メモにない数字は書きません。根拠のない一文は、直すのではなく一文ごと削ります。StartWithの制作では、記事に資料への導線を足す修正をしたら、根拠のない記述を含む3つの問題が同時に入り込んだ実例があります。実際に、2026年9月公開の記事では「表示回数が2割以上落ちていれば」という記述を、根拠がなかったため初稿から削りました。また、2026年9月12日に記事6本へ一次情報を足したときは、別の文脈のAIから延べ40件の指摘が出ました。原因は5つで、主張を主語なしの断定にする、必要条件を十分条件に言い換える、記録にない最上級を足す、数式の向きを変える、相対語の意味を移した先で読み替える、のどれかでした。40件は、すべて公開前に直しています。

築地海露穂のプロフィール写真

築地 海露穂(つきじ ひろほ)

StartWith 代表。事業会社でWEBディレクションとマーケティングを担当したのち、2020年に独立しました。2019年8月から2026年まで、デジタルハリウッドSTUDIOのトレーナーを務めました。産業技術大学院大学、文化服装学院でも講師を務めています。株式会社LIGの動画学習サービス「リグアカ」では、Figma・STUDIOの講座5コースを販売中です。いまは、自社のサイトをClaude Codeで運用しながら、同じやり方で、お客様のWEBサイトの制作から改善までを担当しています。
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