「レポートは毎月届くけれど、何を見ればいいのか分からない」。この相談を受けたとき、StartWithが最初に見るのは、問い合わせの件数です。見に来た人の数ではありません。
毎月見るのは5つだけで、順番も決まっています。問い合わせ、問い合わせの入口、見に来た人の数、検索された言葉、次に直すところ。この順番で見ると、最後に「今月はここを直す」が1つ残ります。
この記事では、この5つと見る順番を説明します。画面のどこを押すかは書きません。
課題|数字を見ても、次に直すところが決まらないのはなぜ?
数字が、商売の言葉になっていないからです。
ホームページを作るときに、計測の仕組み(Googleアナリティクス・GA4)を入れてもらったとします。見た人の数と、問い合わせの数を測るものです。毎月のレポートも届きます。
ただ、そこに並ぶのは、見に来た回数や、ページを読んでくれた人の割合です。どれも、そのままでは商売の話につながりません。
増えたか減ったかは分かります。ただ、そこから明日何をすればいいのかが出てきません。
こうなると、レポートは受け取るだけのものになります。
- 毎月目は通すが、直すところが決まらない。
- ホームページにお金をかけている理由を、自分の言葉で説明できない。
- 「とりあえず記事を増やしましょう」と言われて、そのまま続けている。
StartWithは、ここで分かれるのはどの数字から先に見るかだと見ています。
原因|見に来た人の数から見ると、何を見落とす?
見に来た人が増えても、問い合わせが増えないことがあるからです。
StartWithが関わった案件に、見に来た人が4倍になったのに、問い合わせが増えなかったものがあります。
この案件でStartWithが見た理由は、ホームページに「この会社に頼む理由」が書かれていなかったことでした。
同じ月を、2つの側から見ると、こうなります。
| どこを見るか | その月の見え方 |
|---|---|
| 見に来た人の数 | 4倍に増えた。よい月に見える |
| 問い合わせの数 | 増えていない。商売の側では何も起きていない |
StartWithは、見に来た人の数を、商売の結果から2つも3つも手前にある数字だと見ています。手前の数字から見ると、そこで満足してしまいます。
だから、結果に近いほうから見ます。いちばん近いのは、問い合わせです。
順番|毎月見る5つの数字は?
次の5つを、この順番で見ます。
| 順番 | 見る数字 | ここから分かること |
|---|---|---|
| 1 | 問い合わせの件数 | 今月、商売につながる連絡が何件あったか |
| 2 | 問い合わせた人が見ていたページ | どのページがきっかけになったか。売り込みのメールも、どこから送られたかを見る |
| 3 | 見に来た人の数(先月と比べて) | 増えているか、減っているか |
| 4 | Googleで検索された言葉 | お客様が、どんな言葉で探して来たか |
| 5 | 次に直すところ | 1〜4から1つだけ決める |
1から4は、商売に近い順に並んでいます。5は、その月の宿題です。
ここで1つ、気をつけることがあります。
問い合わせの件数は、そのままでは使えません。フォームから届く連絡には、売り込みのメールが混ざるからです。仕組みの上では、どちらも同じ1件として数えられます。
だから1では、お客様からの問い合わせと、売り込みのメールを分けて数えます。
5で決めるのは、1つだけにします。3つ直すと、次の月にどれが効いたのか分からなくなります。
実例|この順番で見たら、何が分かった?
2026年9月、StartWith自身のホームページに届いたフォームの送信は2件でした。
分けて数えたところ、2件とも売り込みのメールで、お客様からの問い合わせは0件でした。
分けずに見ていれば、「今月は2件」で終わっていました。0件だと気づかないまま、次の月に進んでいたはずです。
0件だと分かると、その月に直すところも変わります。記事を増やすことではなく、2番目か3番目に見たものから1つ選ぶことになります。
数字を集める時間は、減らせる
この5つを毎月手で集めるには、画面をいくつも開いて、数字を書き写すことになります。
StartWithは2026年8月27日に、これらの数字をAI(Claude Code)から直接読めるようにしました。つないだのは、計測の仕組みと、Googleで何番目に出ているかを確かめる仕組み(Googleサーチコンソール)です。
つなぐ前の月末は、4つの作業でした。
- 画面で数字を探す。
- 数字を控える。
- レポートの形にする。
- 見て、次に直すことを考える。
つないだ後は、2つになりました。
- ほしい数字を、言葉で頼む。
- 数秒で返ってきた数字を見て、次に直すことを考える。
2026年9月19日には、直近28日に検索された言葉14語を、数秒で受け取りました。
減った時間は、そのまま「次に何を直すか」を考える時間に回っています。お客様の側から見ると、月末の報告を待たずに、直すところが決まった状態で相談できます。
相談するなら、ホームページの状況を渡す
AIに相談するときは、こちらの状況を渡せているかで答えが変わります。
代表の築地が、AIにサービス案を10案出してもらったときのことです。自分には作れないものが混ざって返ってきました。作れる範囲も、これまでのお客様のことも渡していなかったからです。
数字も同じです。今月の問い合わせが何件で、どのページから来たのかを渡さずに「どこを直すべきか」と聞いても、返ってくるのは一般論です。
5つの数字は、相談相手に渡す材料でもあります。
まとめ|まず何から始める?
毎月見るのは、問い合わせ、問い合わせの入口、見に来た人の数、検索された言葉、次に直すところの5つです。見に来た人の数からではなく、問い合わせから見ます。
5つを一度にそろえなくても、大丈夫です。
まずは今月届いたフォームの連絡を、お客様からの問い合わせと売り込みのメールに分けて数えてください。数えるだけで、今月の宿題が1つ見つかります。
数えてみて、お客様からの問い合わせが0件の月が続くようなら、直すところを決める段階です。
ご相談|数えるところから任せたいときは?
StartWithは、数字を集めるところから、次に直すところを決めるまでを引き受けています。
ご相談は、お問い合わせからお送りください。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithが数字を見るところから引き受ける場合、成果が出やすい会社と、そうでない会社があります。
StartWithの支援が向く会社
- ホームページを、公開したあとも直しつづけたい会社。
- 数字を見る時間が取れず、直すところだけ知りたい会社。
- オーソドックスなつくりのホームページでよい会社。
StartWithの支援が向かない会社
- デザインやアニメーションに凝りたい会社。
- 管理画面から、自分で文章を直したい会社。
- 数字を自分たちで分析する体制が、すでにある会社。
この記事のよくある質問
Q. 計測の仕組みを入れていなくても、この5つは見られますか
問い合わせの件数だけは、計測の仕組みを入れていなくても数えられます。残りの4つには、見た人の数を測る仕組み(GA4)と、Googleで何番目に出ているかを確かめる仕組み(Googleサーチコンソール)が要ります。
Q. レポートは制作会社から届いています。自分でも見る必要がありますか
全部を自分で見る必要はありませんが、1つ目の「お客様からの問い合わせが何件か」だけは確かめてください。2026年9月、StartWith自身のホームページに届いたフォームの送信は2件でしたが、分けて数えたところ、2件とも売り込みのメールで、お客様からの問い合わせは0件でした。
Q. うちのホームページでも、同じ速さで数字を見てもらえますか
StartWithは、計測の仕組みとサーチコンソールをつなぐところから引き受けています。StartWith自身のホームページでは2026年8月27日につなぎ、2026年9月19日には、直近28日に検索された言葉14語を数秒で受け取りました。