「ホームページに毎月お金を払っているけれど、元が取れているのか分からない」。ホームページの費用対効果は、3つの数字をそろえると割り算で出せます。
3つとは、ホームページにかけた金額、ホームページから来たお客様の問い合わせの件数、そこから決まった契約の件数です。
割り算で出るのは、契約を1件とるのにかかったお金です。それを契約1件で手元に残るお金と比べれば、元が取れているかが分かります。
契約1件にかかったお金は、見に来た人の数からは出せません。
この記事では、3つの数字の数え方と、数えるときに気をつけることを説明します。画面の操作は書きません。
課題|費用対効果が分からないまま払い続けると、何が起きる?
続けるか、やめるかを、元が取れているかどうかで決められなくなります。
StartWithの代表は以前、ネット通販の会社に勤めていました。その会社は、Googleで見つけてもらうための工夫(SEO)を請け負う会社に、月30万円を払っていました。
レポートは月に1回届いていました。ただ、受け取る側には、その読み方が分かりませんでした。
同じ会社では、他社から仕入れた商品も人気でした。ただ、仕入れ値に広告費と広告の画像(バナー)の制作費を足すと、明らかに元が取れていませんでした。
それでも売れていたので、やめられませんでした。
StartWithは、「売れている」のような目に入りやすい数字があると、元が取れていなくても、やめる判断はしにくくなると見ています。
そのうえ、元が取れているかを確かめないまま払い続けると、次のようなことが起こりえます。
- 効いていないのに、毎月の支払いが続く。
- 効いているのに、予算を削る時期にやめてしまう。
- 「元は取れているのか」と聞かれても、答えられない。
原因|なぜ、費用対効果が分からなくなる?
割り算に使う数字を、数えていないからです。ホームページから来たお客様の問い合わせと、そこから決まった契約の件数です。
毎月のレポートに、見に来た人の数と検索の順位しか載っていないなら、費用対効果は出せません。
どちらも、払ったお金とそのまま比べられる数字ではないからです。
| 数字 | 払ったお金と比べられるか |
|---|---|
| 見に来た人の数 | 比べられない。増えても、問い合わせが増えるとは限らない |
| 検索で何番目に出たか | 比べられない |
| お客様からの問い合わせの件数 | 比べられる |
| 決まった契約の件数 | 比べられる。売上にいちばん近い |
StartWithの代表が運用した広告では、見に来た人が前年の4倍でも、増えた問い合わせは1か月で3件でした。
人数だけを見ていたら、よい月に見えていたはずです。
StartWithが調べた範囲では、ホームページの費用を契約の件数と並べて数えている会社の統計は、見つかりませんでした。
解決策|費用対効果は、どの3つの数字で分かる?
次の3つを、毎月そろえます。
| 数字 | 数え方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 1. ホームページにかけた金額 | 頼んでいる先ごとに、その月の支払いを足す | 保守・記事・広告など、別々の請求を足し忘れない |
| 2. ホームページから来た、お客様の問い合わせの件数 | フォームの連絡を1件ずつ読んで数える | 売り込みのメールを除く |
| 3. そこから決まった契約の件数 | 問い合わせごとに、契約になったかを書き残す | 電話や紹介で来た契約と分ける |
そろったら、かけた金額を、決まった契約の件数で割ります。出た金額が、契約を1件とるのにかかったお金です。
その金額を、契約1件で手元に残るお金と比べます。残るお金のほうが大きければ、元は取れています。
契約が0件の月は、この割り算ができません。そのときは、かけた金額を問い合わせの件数で割ります。
出るのは、問い合わせ1件にかかったお金です。
契約が決まるまでに時間がかかる商売なら、数か月分をまとめて割ると、月ごとのぶれを小さくできます。
根拠|StartWithは、自社のホームページで何を数えている?
StartWithは自社のホームページでも、フォームの連絡を、お客様からの問い合わせと売り込みのメールに分けて数えています。
2026年9月、StartWithのホームページに届いたフォームの送信は2件でした。数え方で、件数は次のように変わりました。
| 数え方 | 2026年9月の件数 |
|---|---|
| 分けずに数えた場合 | 2件 |
| 分けて数えた場合 | お客様からの問い合わせは0件(2件とも売り込みのメール) |
StartWithのホームページでは、見た人の数を測る仕組み(Googleアナリティクス)で、問い合わせも数えています。
数え方は、送信のあとに出るページが開かれた回数です。そのため、売り込みのメールも1件になります。
分けずに割り算をしていたら、0件の月を「2件の月」として計算していたことになります。
代表が担当した2社では、レポートを変えたら質問が増えた
StartWithの代表がレポートを担当した2社では、難しいままのレポートを説明しても、社長の反応は薄いままでした。
分かりやすくしたレポートを出したら、社長から質問がたくさん出るようになりました。
3つの数字は、社長が「続けるか、やめるか」を決めるための材料です。
StartWithは、材料が商売の言葉になっていれば、判断は社長の側で進むと見ています。
StartWithは、計測の数字をAI(Claude Code)から直接読めるようにしています。2026年9月19日には、直近28日に検索された言葉14語を、数秒で受け取りました。
数字を集める時間が短いぶん、数字を並べて次に何を直すかを話す時間に回せます。
まとめ|まず、何から始める?
ホームページの費用対効果は、かけた金額、お客様からの問い合わせ、決まった契約の3つをそろえると出せます。
割り算で出た契約1件あたりのお金を、契約1件で手元に残るお金と比べます。
契約1件にかかったお金は、見に来た人の数からは出せません。
3つを一度にそろえなくても大丈夫です。まずは、ホームページを頼んでいる先に、次の2点を1通で頼んでください。
- 来月のレポートに、ホームページから来た問い合わせの件数を載せてほしい。
- 売り込みのメールは、その件数から除いてほしい。
件数が届けば、3つのうち「お客様の問い合わせの件数」がそろいます。
ご相談|数えるところまで、まとめて任せたいときは?
StartWithは、ホームページの制作と更新から、数字を集めて次に直すところを決めるまでを、まとめて引き受けています。
月1回の打ち合わせで前の月の数字を一緒に見るので、何を直すかをご自身で考えなくて済みます。
本業に集中しながら、問い合わせを増やすための手を打ちつづけられます。
ご相談は、お問い合わせからお送りください。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithがホームページの制作から数字を数えるところまでをまとめて引き受ける場合、成果が出やすい会社と、そうでない会社があります。
StartWithの支援が向く会社
- ホームページにかけているお金を、数字で判断したい会社。
- 公開したあとも、ホームページを直しつづけたい会社。
- 凝った動きのない、ふつうのつくりのホームページでよい会社。
StartWithの支援が向かない会社
- デザインやアニメーションに凝りたい会社。
- 管理画面から、自分で文章を直したい会社。
- StudioやWordPressのまま、運用を続けたい会社。
- 数字を自分たちで分析する体制が、すでにある会社。
この記事のよくある質問
Q. ホームページの費用対効果は、何を何で割れば分かりますか
ホームページにかけた金額を、ホームページから来たお客様との契約の件数で割ります。出た金額を、契約1件で手元に残るお金と比べると、元が取れているかが分かります。
Q. Googleアナリティクスで数えた問い合わせの件数を、そのまま使ってよいですか
送信のあとに出るページで数えている場合は、売り込みのメールも1件になるので、そのままでは使えません。2026年9月、StartWithのホームページでは送信が2件ありましたが、分けて数えると2件とも売り込みのメールでした。
Q. 見に来た人の数が増えていれば、効果が出ていると考えてよいですか
それだけでは判断できません。StartWithの代表が運用した広告では、見に来た人が前年の4倍でも、増えた問い合わせは1か月で3件でした。