GA4の数字が急に増えたり、実感と合わなかったりするときは、設定のミスを疑ってください。StartWithが支援で見てきたサイトでは、計測を壊すミスは4つに絞られます。
「GA4とGTMの二重計測」「メール配信ツールのタグ未設定」「広告のコンバージョン目標の未設定」「サンクスページの直アクセス」の4つです。
この記事では、それぞれの確かめ方と直し方を、StartWithが実際に見た例と一緒に説明します。
ミス1|GA4とGTMの両方から、計測を送っている
GA4のタグをHTMLに直接貼ったまま、GTM(Googleタグマネージャー)にもGA4の設定を入れているミスです。1回の閲覧が、2回数えられます。
StartWithが整理した案件では、GTMだけに片づけたところ、イベントの数値が半分に減りました。それまで見ていた数字の半分は、二重に数えた水増しだったことになります。
確かめる場所は、次の2つです。
- ページのソースに、GA4のタグ(gtag.js)とGTMのタグが、両方入っていないか。
- GTMの中に、同じGA4に向けた設定が、2つ入っていないか。
直し方は、どちらか片方に寄せることです。GTMを使うなら、HTMLに直接貼ったGA4のタグを外してください。
数字が急に増えた月があるなら、その月に何のタグを入れたかを、先に思い出すのが近道です。
ミス2|メール配信ツールのタグが、入っていない
メルマガを送っているのに、配信ツールの計測タグがサイトに入っていないミスです。
StartWithが見た案件では、配信ツール「楽楽メールマーケティング」のタグが設定されていませんでした。メルマガからサイトへのアクセスが計測できず、データが取れないままの、もったいない状態でした。
このタグがないと、次のことが分からなくなります。
- メルマガから、何人がサイトに来たか。
- どの号の、どのリンクが押されたか。
- メルマガを読んで動いた方が、誰なのか。
配信を続ける前に、配信ツールのタグがサイトに入っているかを、確かめてください。
ミス3|Google広告のコンバージョン目標が、設定されていない
広告費を払っているのに、コンバージョンの目標を設定していないミスです。
StartWithが見た案件では、Google広告のコンバージョン目標が未設定でした。広告経由の問い合わせが数えられないうえ、広告の最適化もされない状態でした。
Google広告は、コンバージョンを教えてもらえないと、どの表示が成果につながったかを学習できません。確かめる場所は、次の2つです。
- 広告の管理画面で、コンバージョンの列に数字が入っているか。
- その目標が、問い合わせの完了など、成果と同じものを指しているか。
直し方は、フォーム送信の完了をコンバージョン目標に設定することです。設定した翌日のデータから、正しく数えられます。
ミス4|サンクスページの表示を、コンバージョンにしている
サンクスページの表示を、そのままコンバージョンにしているミスです。サンクスページはURLを直接入力しても開けるので、フォームを通らない表示が数字に混ざります。
StartWithは、このミスを自社サイトの資料ダウンロードページで見つけました。
サンクスページの表示をコンバージョンにしていると、次の3つが起きます。
- メールアドレスをいただかないまま、資料が渡ってしまう。
- 直アクセス・リロード・ブックマークが全部コンバージョンに数えられ、Google広告の自動入札が、そのニセの数字で学習してしまう。
- noindexにしていないと、サンクスページ自体が検索結果に出てしまう。
StartWithは、次の順番で直しています。
- コンバージョンを、サンクスページの表示ではなく、フォーム送信のイベントに変える。
- サンクスページを、noindexにする。
- 資料はページに置かず、フォーム送信後の自動返信メールで送る形にする。
3の形にすると、その場でダウンロードできないぶん完了率は下がります。そのかわり、届け先のメールアドレスが正しくないと資料が届かないので、リストの質は上がるとStartWithは見ています。
まとめ|4つのミスを、この順番で確かめる
| ミス | 確かめる場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 二重計測 | ページのソースとGTMの中身 | タグをどちらか片方に寄せる |
| 配信タグ未設定 | 配信ツールの設定とサイトのタグ | 配信ツールのタグを入れる |
| 広告目標の未設定 | 広告管理画面のコンバージョン列 | フォーム送信の目標を設定する |
| サンクスページ直アクセス | URLを直接入力して開くか | フォーム送信イベントをコンバージョンにする |
StartWithが見てきた案件では、タグの設定は、ある程度の知識がないとうまく組めていませんでした。サイト・広告・メルマガを運用するなら、最初に専門家に設定を見てもらったほうがいい、というのが結論です。
ご相談|設定を確かめる手が、社内にない場合
4つとも、社内で確かめられます。管理画面を開く権限があれば、今日から始められます。
確かめた結果を直す段階で、タグやツールの管理画面で手が止まることがあります。StartWithは、タグと目標の設定から月次の分析までを、サイトの改善のご支援に含めています。
計測は、直した翌日のデータから正しくなります。あとから過去のデータは直せないので、確かめるのは早いほうが得です。ご相談は、お問い合わせからお送りください。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithが計測の設定から月次の分析まで引き受ける場合、成果が出やすい会社と、そうでない会社があります。
StartWithの支援が向く会社
- サイトのほかに、広告かメルマガも動かしていて、数字を横断して見たい会社。
- 数字をもとに、次の打ち手を毎月決めたい会社。
- 公開したあとも、半年以上つづけて運用する予定がある会社。
StartWithの支援が向かない会社
- 単発の設定作業だけを求めていて、そのあとの運用予定がない会社。
- 3か月以内に成果を求める会社。
- すでにマーケティングチームがあり、実務の手だけを探している会社。
この記事のよくある質問
Q. GA4とGTMの二重計測は、どう確かめますか
ページのソースに、GA4のタグ(gtag.js)とGTMのタグが両方入っていないか、GTMの中に同じGA4に向けた設定が2つ入っていないかを確かめます。直し方は、どちらか片方に寄せることです。GTMを使うなら、HTMLに直接貼ったGA4のタグを外します。StartWithが整理した案件では、GTMだけに片づけたところ、イベントの数値が半分に減りました。それまで見ていた数字の半分は、二重に数えた水増しだったことになります。
Q. メール配信ツールのタグが入っていないと、何が起きますか
メルマガから何人がサイトに来たか、どの号のどのリンクが押されたか、メルマガを読んで動いた方が誰なのかが、分からなくなります。StartWithが見た案件では、配信ツール「楽楽メールマーケティング」のタグが設定されておらず、メルマガからサイトへのアクセスが計測できない、もったいない状態でした。配信を続ける前に、配信ツールのタグがサイトに入っているかを確かめてください。
Q. Google広告のコンバージョン目標が未設定だと、どうなりますか
広告経由の問い合わせが数えられないうえ、Google広告はどの表示が成果につながったかを学習できないので、広告の最適化もされません。広告の管理画面でコンバージョンの列に数字が入っているか、その目標が成果と同じものを指しているかを確かめてください。直し方は、フォーム送信の完了をコンバージョン目標に設定することです。設定した翌日のデータから、正しく数えられます。
Q. サンクスページの表示をコンバージョンにすると、何が起きますか
サンクスページはURLを直接入力しても開けるので、直アクセス・リロード・ブックマークが全部コンバージョンに数えられ、Google広告の自動入札がそのニセの数字で学習してしまいます。メールアドレスをいただかないまま資料が渡り、noindexにしていないと検索結果にも出てしまいます。StartWithは、コンバージョンをフォーム送信のイベントに変え、サンクスページをnoindexにし、資料は自動返信メールで送る順番で直しています。この直し方は、StartWithが自社サイトの資料ダウンロードページで実際にミスを見つけて確かめたものです。
Q. 4つのミスは、どの順番で確かめますか
二重計測はページのソースとGTMの中身、配信タグは配信ツールの設定とサイトのタグ、広告目標は広告管理画面のコンバージョン列、サンクスページはURLを直接入力して開くか、の順に確かめます。StartWithが見てきた案件では、タグの設定は、ある程度の知識がないとうまく組めていませんでした。サイト・広告・メルマガを運用するなら、最初に専門家に設定を見てもらったほうがいい、というのが結論です。計測は直した翌日のデータから正しくなり、過去のデータはあとから直せません。