Webディレクターの求人を出しても応募が来ないとき、原因は求人市場ではありません。求人票が、何をする仕事なのかを書けていないからです。
StartWithは、任せたい業務を「決める」「作る」「測る」「回す」の4つに分けると、求人票が書けるようになると見ています。外に出せるのは、「作る」と「測る」の2つだけです。
この記事では、4つの分け方と、社内に残る2つの扱い方をお伝えします。
原因|応募が来ないのは、求人票が職種を書けていないからです
StartWithは、応募が来ない原因を、WEBサイト運用が職種として決まっていないことだと見ています。
理由は、次の5つです。
- 求人票が書けない。何をする仕事なのかを、募集要項に落とせません。
- 学ぶ場所がない。制作は学校で教わりますが、運用の全体像は教わりません。
- 学習費が出ない。会社が専門職と見なしていないので、講座の費用が出ません。
- 評価の基準がない。成果を出しても、会社の評価には反映されません。
- 目的の違う仕事が載る。SNSはファンづくり、サイトは検索からの集客です。測り方が違うのに、会社は同じ人に任せます。
StartWithの代表がWEBディレクターだったころは、SEO、開発、広告運用、WEB解析、スケジュール管理、外注管理まで必要でした。教えてくれる先輩もいませんでした。
StartWithは、この5つが重なると、これだけの職能が1枚の求人票に載ると見ています。だから、求人票が書けなくなります。
STEP1|任せたい業務を、4つに分ける
StartWithは、WEBサイト運用の業務を4つに分けています。1人に全部を求める求人票になるのは、この4つが分かれていないからです。
| 4つの業務 | 中身 |
|---|---|
| 決める | 何を載せ、公開してよいか |
| 作る | 更新、LP、記事、スライド |
| 測る | GA4とサーチコンソールを読む |
| 回す | 頼んで、上がりを確かめる |
StartWithが引き受けているのは、LP制作・SEO記事・サイト更新という「作る」と、WEB解析という「測る」です。
StartWithの代表が事業会社でWebを担当していたころ、社内にはデザイナーもコーダーも複数いました。ただ、マーケティングが分かる人は一人もいませんでした。
「作る」人はいるのに、「決める」と「測る」の中身を持てていない状態です。StartWithは、経営者や営業はお客様に詳しくてもデザインはできず、デザイナーはつくれても集客を知らない、と見ています。
STEP2|外に出す業務と、社内に残す業務を決める
外に出せるのは「作る」と「測る」だと、StartWithは見ています。「決める」と「回す」は社内に残ります。
「決める」が残るのは、公開してよいかの判断が社内の事情とつながるからです。その判断は、StartWithでも代表がしています。
「回す」が残るのは、指示が社内からしか出せないからです。
StartWithの代表がWEBディレクターをしていたのは、ECサイトを運営する事業会社です。サイトを作ったこともないのに、指示だけ出している状態でした。困ったことは、3段になっていました。
- SEOのレポートや、広告の運用画面を見ても、用語の意味が分からない。
- 意味を調べて分かっても、何をどうしたらいいかが分からない。
- 状況把握も、施策の提案もできないので、他者への指示も出せない。
このとき、外注そのものは動いていました。勤めていたEC会社はSEO会社に月30万円を払い、月に1回レポートを受け取っていましたが、受け取る側にその読み方が分かりませんでした。
広告も担当していましたが、管理画面を見ても何をすればよいか分からず、バナーを差し替えるだけでした。
そのEC会社では、SEOとWEBデザインを外注していました。社内にデザイナーとコーダーはいましたが、「作る」の一部は、すでに外に出ていたことになります。
「決める」人もいました。ただ、WEBのことが分からない社長が、知識がないまま業務をしていた担当者の話を聞いて決めていました。
StartWithは、「作る」を外に出しても、「決める」と「回す」に中身がなければ止まると見ています。
用語が分からず、何をすればよいかも分からず、指示も出せません。この3段が重なると、「回す」を社内に持てなくなるからです。
STEP3|外に出す前に、「作る」を社内で回せるか確かめる
次は「作る」です。外に出す前に、社内で回せるかを確かめます。
StartWithは、自社サイトをClaude Codeで運用しています。LPとスライドのワイヤーは、1日3〜6時間かかっていたものが、10分もかからずに初稿が出るようになりました。
出るのは初稿です。仕上げは、人が決めます。
StartWithが自社の実績を、Claude Codeに会社名で列挙させたとき、教育の実績と制作の実績が混ざりました。会社名の並びが同じに見えるためです。
分ける基準は、指示する側の頭の中にあります。渡していない基準は、反映されません。
そこでStartWithは、決まりを文書にして、間違いが出るたびに書き足しています。いまは3種類です。
- 表記の決まり
- 記事の型
- サイトの編集の決まり
この書き足しが「決める」と「回す」です。ここが社内にあれば、「作る」は外注でも回ります。
まとめ|採用を決める前に、1か月ぶんの業務を書き出す
| 4つの業務 | 誰が持つか | 次にやること |
|---|---|---|
| 決める | 社内 | 決める人を1人決める |
| 作る | 外に出せる | 1か月ぶんを書き出す |
| 測る | 外に出せる | 見る数字を2つに絞る |
| 回す | 社内 | 確かめる手順を書く |
まず、1か月ぶんの業務を書き出してください。求人票が書けるかと、外注の指示が出せるかが、同時に分かります。
社内に残るのが「決める」と「回す」だけなら、1人を採用しなくても進められます。
StartWithは、4つとも中身が分かっていれば、制作会社にも、ライターにも、分析の担当にも、かたことで指示が出せるようになると見ています。
ご相談|「作る」を社内で回す段階で、手が止まった場合
この段階で手が止まることがあります。StartWithは、その「作る」の部分を引き受けています。
求人を出したまま時間が過ぎると、そのあいだの業務は掛け持ちしている方に残ります。ご相談は、お問い合わせからお送りください。2営業日以内に、代表の築地から返信します。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithが「作る」と「測る」を引き受ける場合、成果が出やすい会社と、そうでない会社があります。
StartWithの支援が向く会社
- 業務を書き出したら、「作る」が毎月あることが分かった会社。
- 公開してよいかを決める人が、社内に1人いる会社。
- 公開したあとも、半年以上つづけて運用する予定がある会社。
StartWithの支援が向かない会社
- 業務を書き出す前に、採用するかどうかだけを決めたい会社。
- 「決める」も「回す」も、まるごと外に出したい会社。
- 3か月以内に成果を求める会社。
この記事のよくある質問
Q. Webディレクターの求人に応募が来ないのは、なぜですか
StartWithは、WEBサイト運用が職種として決まっていないことが原因だと見ています。何をする仕事なのかが決まっていないので、募集要項に落とせません。決まらない理由は5つあります。求人票が書けない、学ぶ場所がない、学習費が出ない、評価の基準がない、目的の違う仕事が載る、の5つです。StartWithの代表がWEBディレクターだったころは、SEO、開発、広告運用、WEB解析、スケジュール管理、外注管理まで必要でした。教えてくれる先輩もいませんでした。StartWithは、この5つが重なると、これだけの職能が1枚の求人票に載ると見ています。だから、求人票が書けなくなります。
Q. 任せたい業務は、どう分ければよいですか
StartWithは、WEBサイト運用の業務を「決める」「作る」「測る」「回す」の4つに分けています。「決める」は何を載せ、公開してよいかの判断です。「作る」はサイト更新、LP制作、SEO記事、スライド作成です。「測る」はGA4とサーチコンソールを読む作業です。「回す」は誰にいつ頼み、上がったものを確かめる作業です。1人に全部を求める求人票になるのは、この4つが分かれていないからです。StartWithの代表が事業会社でWebを担当していたころ、社内にはデザイナーもコーダーも複数いましたが、マーケティングが分かる人は一人もいませんでした。「作る」人はいるのに、「決める」と「測る」の中身を持てていない状態です。StartWithは、経営者や営業はお客様に詳しくてもデザインはできず、デザイナーはつくれても集客を知らないと見ています。
Q. 外注してよいのは、どの業務ですか
外に出せるのは「作る」と「測る」の2つだと、StartWithは見ています。「決める」と「回す」は社内に残ります。「決める」が残るのは、公開してよいかの判断が社内の事情とつながっているからです。StartWithでも、公開してよいかの判断はすべて代表がおこなっています。「回す」が残るのは、指示が社内からしか出せないからです。StartWithの代表が事業会社でWebを担当していたころ、勤めていたEC会社はSEO会社に月30万円を払い、月に1回レポートを受け取っていましたが、受け取る側にそのレポートの読み方が分かりませんでした。そのEC会社はSEOとWEBデザインを外注しており、「作る」の一部はすでに外に出ていました。「決める」人もいましたが、WEBのことが分からない社長が、知識がないまま業務をしていた担当者の話を聞いて決めていました。StartWithは、「作る」を外に出しても、「決める」と「回す」に中身がなければ止まると見ています。
Q. 社内に残した業務は、どう回せばよいですか
StartWithは、決まりを文書にして、間違いが出るたびに書き足しています。いまは表記の決まり、記事の型、サイトの編集の決まりの3種類です。自社の実績を、Claude Codeに会社名で列挙させたとき、教育の実績と制作の実績が混ざったことがありました。分ける基準は指示する側の頭の中にあり、渡していない基準は反映されません。この書き足しが「決める」と「回す」です。ここが社内にあれば、「作る」は外注でも回ります。
Q. 採用を決める前に、何から始めればよいですか
まず、1か月ぶんの業務を書き出してください。求人票が書けるかと、外注の指示が出せるかが、同時に分かります。社内に残るのが「決める」と「回す」だけなら、1人を採用しなくても進められます。StartWithは、4つとも中身が分かっていれば、制作会社にも、ライターにも、分析の担当にも、かたことで指示が出せるようになると見ています。「決める」は公開してよいかを決める人を1人決めること、「回す」は頼む相手と上がったものを確かめる手順を書くことから始められます。