Claude Codeに任せられるのは、サイトの更新、記事の下書き、サイトに置く資料とLPのHTML、月次の分析レポートです。
任せられないのは、何をいつ公開するかの判断と、実際に見聞きした事実の確認です。
StartWithは、自社サイトのWEBディレクションをこの分担で回しています。
この記事では、5つの業務それぞれで、どこまでが機械の仕事で、どこからが人の仕事かを書きます。
前提|Claude Codeは、サイト運用の何を代われるのか
Claude Codeは、指示した作業を自分で進めるAIエージェントです。
チャットのAIとの違いは、ファイルを直接つくって直せることです。StartWithは、この違いを使って、サイト運用の作業そのものを渡しています。
StartWithが実際に出している指示と、返ってくるものは、次のとおりです。
| StartWithが出す指示の例 | 返ってくるもの |
|---|---|
| サービスページのこの一文を、こう直して | 差し替えたHTML |
| この構成で、記事の下書きを | 原稿のファイル |
| この表を図にして、書き出して | 画像ファイル |
| 先月のサーチコンソールとGA4をまとめて | レポートのファイル |
どれも、文章で答えが返ってくるのではなく、ファイルの形で出てきます。
StartWithが変えるのは、サイトそのものではなく、毎月の作業の進め方のほうです。
分担|5つの業務は、どこまで任せられるのか
StartWithは、サイト運用の業務を5つに分けて考えています。分けると、任せられる範囲がはっきりするためです。
StartWithが回している分担は、次のとおりです。
| 業務 | Claude Codeに任せる | 人が持つ |
|---|---|---|
| サイト更新 | 文言の書き換え、ページの追加、HTMLタグの調整 | 何を載せるかの判断 |
| SEO記事 | キーワードの整理、構成案、下書き、図の作成 | 実際に見聞きした事実、公開の可否 |
| サイトに置く資料 | 構成の展開、HTMLでの作成、図の書き出し | 載せる内容、数字の裏取り |
| LP | 訴求パターンの作り分け、ワイヤーと初稿の作成 | どの訴求を試すかの決定 |
| 月次分析 | 数字の取得と集計、レポート化 | 打ち手を決めること |
表の左側は、手を動かす作業です。右側は、決める作業です。
StartWithは、この境目で分けています。手を動かす作業は渡し、決める作業は渡しません。
境界|任せられないのは、どこからか
StartWithが人の側に残しているのは、2つです。
- 公開の判断。何をいつ公開するかは、すべて代表が決めています。
- 事実の確認。実際に見聞きした事実が正しいかは、指示した側で確かめています。
2つ目は、指示の出し方を詰めていく中ではっきりしました。
StartWithが自社の実績を整理したときに、こんなことがありました。
会社名を列挙してもらうと、教育機関での講師の実績と、サイトの制作の実績が、同じ列に並びました。
会社名はどれも実在し、どれも取引があります。ただ、この並びだけを見ると、BtoBのマーケティングの実績が40社以上ある、とも読めてしまいます。
「その会社が、何のご依頼だったか」を分ける基準は、指示する側の頭の中にありました。渡していない基準は、反映されようがありません。
そこでStartWithでは、実績を出すときは、分ける基準を先に渡してから列挙させる、という手順に変えました。事実の確認は人が持つ、という分担は、こうしたやりとりを重ねて決まっています。
デザインについても、考え方は同じです。
ディレクターの成果物はワイヤーなので、StartWithがClaude Codeに任せているのも、ワイヤーと初稿までです。
そのワイヤーを見ながら、どの方向で仕上げるかを人が決めます。
StartWithは、方針を決めやすいワイヤーが速く出ること自体に価値がある、と考えています。
土台|決まりを文書にすると、何が変わるのか
StartWithが最初に手をかけたのは、決まりを文書にすることでした。文書にしていない決まりは、指示のたびに言い直すことになったためです。
文書にしているのは、3種類です。
- 表記の決まり。漢字のひらき方、1文の長さを決めています。
- 記事の型。タイトルの付け方、見出しの本数、数字の扱いを決めています。
- サイトの編集の決まり。カテゴリー、ファイルの名前、画像のサイズを決めています。
この3つは、最初からそろっていたわけではありません。間違いが出るたびに、決まりのほうへ書き足してきました。
たとえば、タイトルの付け方です。文字数だけを守った弱いタイトルが出てきたので、入れる要素そのものを型にしました。
図の文字が小さくて読めなかったときは、最小の文字を32ピクセルと決めました。
StartWithは、決まりを文書にしておくほど、同じ指摘を繰り返さずに済むと見ています。
進め方|どの業務から始めるのがよいか
StartWithは、いちばん時間がかかっている業務から、ひとつずつ始めるのがよいと考えています。
StartWithの場合、数字で言えるのは、LPとスライドのワイヤーです。
| 業務 | 前 | いま |
|---|---|---|
| LPのワイヤー、スライドのワイヤー | 1日あたり3〜6時間 | 10分もかからずに初稿ができる |
初稿までの時間です。ここから先の作り込みは、これまでと同じようにStartWithが手を動かしています。
StartWithは、テスト環境で確認してから本番に反映する、2段構えの進め方にしています。
毎月見ている数字は、サーチコンソールとGA4の2つです。
ここまでは、時間が短くなった話です。ただ、StartWithが実際に変わったと感じているのは、別のところにあります。
同じ時間で、手が出せていなかったことに手が出せるようになりました。
SEO記事が、その例です。手作業だった調査から公開までが、任せられる範囲に入りました。
StartWithでは、速くなることより、こちらのほうが効くと見ています。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithの支援が合うかどうかは、次で判断できます。
StartWithの支援が向く会社
- WEBの担当者が専任ではなく、片手間でサイトを更新している会社。
- 外注に出したいが、依頼内容をまとめる時間が取れない会社。
StartWithの支援が向かない会社
- 社内に手を動かす人が1人もいない会社。見本をお渡ししても、反映する人がいないためです。
- 決まりを文書にする時間も取れない会社。文書にしていない決まりは、指示のたびに言い直すことになるためです。
ご相談は、お問い合わせからお送りください。2営業日以内に、代表の築地から返信します。
この記事のよくある質問
Q. Claude Codeに、WEBサイトの運用はどこまで任せられますか
任せられるのは、サイトの更新、記事の下書き、サイトに置く資料とLPのHTML、月次の分析レポートです。任せられないのは、何をいつ公開するかの判断と、実際に見聞きした事実の確認です。StartWithは、自社サイトのWEBディレクションをこの分担で回しています。
Q. チャットのAIと、何が違うのですか
ファイルを直接つくって直せることです。StartWithが「サービスページのこの一文を、こう直して」と指示すると、差し替えたHTMLが返ってきます。「先月のサーチコンソールとGA4をまとめて」と指示すると、レポートのファイルが返ってきます。どれも、文章で答えが返ってくるのではなく、ファイルの形で出てきます。
Q. 任せられないのは、どこからですか
公開の判断と、事実の確認の2つです。StartWithが自社の実績を整理したときに、会社名を列挙してもらうと、教育機関での講師の実績とサイトの制作の実績が同じ列に並びました。「その会社が、何のご依頼だったか」を分ける基準は、指示する側の頭の中にあります。そこでStartWithでは、実績を出すときは、分ける基準を先に渡してから列挙させる、という手順に変えました。
Q. デザインは、任せられますか
ディレクターの成果物はワイヤーなので、StartWithがClaude Codeに任せているのも、ワイヤーと初稿までです。そのワイヤーを見ながら、どの方向で仕上げるかを人が決めます。StartWithは、方針を決めやすいワイヤーが速く出ること自体に価値がある、と考えています。
Q. どの業務から始めるのがよいですか
StartWithは、いちばん時間がかかっている業務から、ひとつずつ始めるのがよいと考えています。StartWithの場合、数字で言えるのはLPとスライドのワイヤーです。1日あたり3〜6時間かかっていたものが、10分もかからずに初稿ができるようになりました。初稿までの時間です。ここから先の作り込みは、これまでと同じようにStartWithが手を動かしています。