WEBサイトの運用でつまずくところは、4つに分けられます。人事評価・採用、外注管理、AI活用、業務構築の4つです。
ただし、この4つは横に並んでいません。外注に出すにも、進め方を決めるにも、いまサイトで何が起きているかを把握できていることが先に要ります。
一人で担当していると、4つが混ざって「全部できていない」に見えます。分ければ、いま手をつけるものが1つに決まります。
前提|一人に載っているのは、サイト3つと、その運用のすべて
サービスサイトとLPは営業、コーポレートサイトは広報、採用サイトは採用のためのものです。
読む人も、読んだあとにしてほしいことも違います。
この3つに、次の業務が乗ります。
- ページの更新と、お知らせの掲載
- 記事の企画と、執筆
- 問い合わせへの対応
- メルマガの配信
- 外注先とのやりとり
StartWithは、これを「3つのサイトを管理する仕事」とは見ていません。サイトの数ではなく、運用の業務がまとめて一人に載っている状態だと見ています。
しかも、その多くは他の業務との掛け持ちです。StartWithは、総務や営業事務、広報との兼任が多いと見ています。
StartWithは、冒頭にあげた4つをWEBサイト運用の課題として整理しています。
採用|くわしい人を採用できないのは、なぜか
会社がデザインやSEO、サイトの更新にくわしい人を募集しても、応募が集まらないことがあります。
StartWithは、その原因が待遇や知名度だけではないと見ています。
この仕事が、職種として決まっていないためです。
- 何をする仕事かを書けないので、求人票が書けない
- 書けないまま募集するので、応募する人との認識がずれる
- 社内の担当者に任せる場合も、何をもって成果とするかが決まっていない
- 成果が決まっていないので、評価もされない
2021年版の中小企業白書に、従業員0〜20人の企業がデジタル化の課題にあげた項目が載っています。「明確な目的・目標が定まっていない」は40.8%でした(第2-2-36図。出典:2021年版 中小企業白書 第2部第2章第3節)。
StartWithは、これを個々の会社の怠慢ではなく、仕事の決まりがないところから来ている状態だと見ています。
外注|依頼が出せないのは、時間がないからではない
外注に出すには、依頼内容をまとめる時間と、上がってきたものを確認する時間がかかります。その時間が取れず、試したい案が先送りになります。
ただ、StartWithが見ているのは、その手前です。
StartWithの代表は、Webデザインを学ぶ前に、事業会社でECサイトの運営を担当していました。そのときのつまずきは、3段になっていました。
- SEOのレポートや、広告の運用画面を見ても、用語の意味がまったく分からない
- 意味を調べれば分かる。それでも、何をどうしたらいいのかが分からない
- 状況の把握も、施策の提案もできない。だから、他の人に指示が出せない
担当者に時間があっても、この状態では依頼が書けません。何を頼めばいいかが、決まらないためです。
StartWithは、外注が進まない原因を、時間ではなく、状況を把握できていないことだと見ています。社内に判断できる人がいなければ、外注しても動きません。
AI|チャットのAIで進むのは、どこまでか
AIを使えば早くなる、という話もあります。ただ、チャットのAIで進むのは、文章の下書きまでです。
- 進むもの。記事やお知らせの下書き、文章の言い換えです。
- 進まないもの。そのまま公開できるスライド、LP、サイトのページです。
StartWithは、AIの活用を、状況の把握のあとに来るものだと見ています。何を作るかが決まっていなければ、出てきたものの良し悪しを判断できないためです。
業務|一般的な手順が、自社に当てはまらない
毎月の更新も、記事も、解析も、社内で進め方が決まっていません。調べれば手順は出てきます。
ただ、出てくるのは一般的な手順です。自社の業務に合わせる作業が、そのあとに残ります。
- スクールは、制作を教えます
- 資格は、知識を測ります
- メディアは、断片を配ります
StartWithは、この3つのどれも「自社にどう当てはめるか」までは教えていない、と見ています。そこが残るので、進め方が決まりません。
まとめ|4つのうち、どこから手をつけるか
StartWithの見方で、4つを並べ直します。人事評価・採用は、仕事が決まっていないところから来ています。外注管理は、指示が出せないところで止まります。
AI活用は、何を作るかが決まってから効きます。業務構築は、一般的な手順を自社に合わせる作業が残ります。
| 課題 | 何が先に要るか |
|---|---|
| 人事評価・採用 | 業務の決まり |
| 外注管理 | 状況の把握 |
| AI活用 | 何を作るかの判断 |
| 業務構築 | 状況の把握 |
4つを一度に片づける必要はありません。まず手をつけるのは、状況の把握です。
いまサイトで何が起きているかを、自分の言葉で説明できる状態にします。そこが決まると、外注に出す依頼が書けます。AIに何を作らせるかも、決まります。
StartWithは、この順番を逆にすると、どこで止まったのかが分からなくなると見ています。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
StartWithの支援が合うかどうかは、次で判断できます。
StartWithの支援が向く会社
- WEBの担当者が一人で、他の業務と掛け持ちしている会社。
- いまサイトで何が起きているかを、社内で説明できるようにしたい会社。
- 外注に出す前に、依頼内容を自分で決められるようになりたい会社。
StartWithの支援が向かない会社
- 社内に手を動かす人が1人もいない会社。見本をお渡ししても、反映する人がいないためです。
- 3か月以内に成果を求める会社。
- すべてを丸投げしたい会社。進め方が、社内に残りません。
ご相談は、お問い合わせからお送りください。2営業日以内に、代表の築地から返信します。
この記事のよくある質問
Q. WEBサイト運用の課題は、どう分ければよいですか
人事評価・採用、外注管理、AI活用、業務構築の4つに分けられます。この4つは横に並んでいません。外注に出すにも、進め方を決めるにも、いまサイトで何が起きているかを把握できていることが先に要ります。一人で担当していると、4つが混ざって「全部できていない」に見えます。
Q. くわしい人を採用できないのは、なぜですか
この仕事が、職種として決まっていないためです。何をする仕事かを書けないので、求人票が書けません。書けないまま募集するので、応募する人との認識がずれます。社内の担当者に任せる場合も、何をもって成果とするかが決まっていないので、評価もされません。
Q. 外注に出しても進まないのは、なぜですか
時間ではなく、状況を把握できていないことが原因だと、StartWithは見ています。StartWithの代表が事業会社でECサイトの運営を担当していたころは、レポートや運用画面の用語の意味が分かりませんでした。意味を調べれば分かっても、何をどうしたらいいのかが分かりません。状況の把握も施策の提案もできないので、他の人に指示が出せませんでした。
Q. チャットのAIでは、どこまで進みますか
文章の下書きまでです。記事やお知らせの下書き、文章の言い換えは進みます。そのまま公開できるスライドやLP、サイトのページにはなりません。StartWithは、AIの活用を、状況の把握のあとに来るものだと見ています。何を作るかが決まっていなければ、出てきたものの良し悪しを判断できないためです。
Q. 4つのうち、どれから手をつければよいですか
状況の把握からです。4つを一度に片づける必要はありません。いまサイトで何が起きているかを、自分の言葉で説明できる状態にします。そこが決まると、外注に出す依頼が書けます。AIに何を作らせるかも決まります。