「同じ業種のホームページに、資料ダウンロードのボタンがありました。うちも置いたほうがよいでしょうか。」
この相談を受けたとき、StartWithが最初にお伝えするのは「置いても問い合わせは増えません」ということです。
増えるのは、名前とメールアドレスの数です。問い合わせの数は、別のところで決まっているとStartWithは見ています。
置いてよいのは、3つがそろったときだけです。ここに頼む理由が書いてある。検討に時間がかかる。受け取ったあとに連絡する人が決まっている。
資料ダウンロードとは、サービスの説明をまとめた書類を、名前とメールアドレスと引き換えに渡す仕組みです。
この記事では、それを置くかどうかを決めるところまでをお伝えします。資料の中身の作り方は書きません。
課題|資料ダウンロードを置くと、問い合わせは増える?
増えるのは、名前とメールアドレスの数です。StartWithは、問い合わせの数はこれでは変わらないと見ています。
決め手になるのは、ホームページに「ここに頼む理由」が書いてあるかどうかだと考えているからです。
置いたあとに起きることを、順番に書きます。
- 資料を作る時間と費用が、先に出ていきます。
- 名前とメールアドレスは、少しずつ溜まります。
- 連絡する人を決めていなければ、溜まった名前はそのままになります。
資料そのものは、いまは短い時間で作れます。StartWithでは、見積書や資料の下書きをAI(Claude Code)に任せています。
それでも、作れることと、置くべきかどうかは別です。
本業の時間を削って資料を作り、名前とメールアドレスだけが溜まる。StartWithは、この形になるのを避けたいと考えています。
原因|なぜ、資料を読んだ人はそのまま帰る?
代表の築地は以前、ある制作会社の集客を担当しました。そのとき起きたことは、次のとおりです。
- 検索したときに出る広告(検索広告)を出しました。
- ホームページを見る人は、前年の4倍に増えました。
- それでも、増えた問い合わせは1か月で3件でした。
StartWithは、増えなかった理由をこう見ています。会社とサービスの個性がホームページになく、ここに頼む理由が読んで見つからない状態だったからです。
築地が自分で運営していた制作会社は、これとは別の会社です。
そちらは知り合いからの紹介だけで成り立ち、検索されて問い合わせが来たことは一度もありませんでした。
読む人を増やしても、問い合わせの入口を増やしても、同じことが起きるとStartWithは見ています。
資料ダウンロードは、問い合わせの入口を1つ増やす仕組みです。そのため、読んで帰る理由のほうは変わらないと考えています。
条件|置いてよい3つの条件とは?
3つそろったときだけ置きます。1つでも欠けていたら、置かずに先に別のところを直します。
- ホームページに、ここに頼む理由が書いてある。
- 検討に時間がかかる商品で、その場では決められない。
- 受け取ったあとに、連絡する人と手順が決まっている。
順番に意味があります。上から確かめてください。
1. ホームページに、ここに頼む理由が書いてある
誰のための商売か。ほかの店と何が違うか。この2つが、読んで分かる状態です。
書けていないうちに資料を置くと、資料のほうが詳しくなります。ホームページは読まれないまま、資料だけが読まれます。
2. 検討に時間がかかる商品で、その場では決められない
金額が大きい。家族や社内で相談が要る。他社とも比べる。こういう商品です。
たとえば、半年続く講座や、年間で契約するサービスが当てはまります。
一方で、その場で予約できるものは当てはまりません。サロンの施術メニューや、店の席の予約がそうです。
その場で決められる商品なら、資料より予約のボタンのほうが要ります。
3. 受け取ったあとに、連絡する人と手順が決まっている
いつ、誰が、何を送るか。ここを決めずに集めた名前は、そのまま古くなります。
ひとりで商売をしているなら、その人は自分です。本業の合間に、いつ連絡するかを決めておきます。
この3つ目が決まらないまま置くと、連絡しない名前だけが残ります。
実例|StartWithは、自社でどうした?
StartWithのホームページにも、資料請求のページがありました。2026年9月12日に、公開をやめました。
いま、ホームページからお客様が連絡してくる方法は、お問い合わせの1つだけです。
置くのをやめた代わりに、いまは次のことをしています。
- 検索されている言葉を調べます。
- その言葉に合わせて、ホームページに載せる情報を決めます。
- 読んで分かる文章になっているかを見直します。
担当しているピラティススタジオのお客様からは、こう言われています。
「誰にどんな言葉で検索されているかを踏まえ、載せる情報を提案してもらえるのが助かる」
資料を1つ作るより、ホームページに書いてある内容を、探されている言葉に合わせるほうが先です。
そのうえで3つの条件がそろったら、資料ダウンロードを置きます。順番が逆になると、資料だけが残ります。
まとめ|まず、何から始める?
まず、自分のホームページを読み返して、1つ目の条件が書けているかを確かめてください。
誰のための商売か。ほかの店と何が違うか。この2つが読んで分かるなら、次に進みます。
| 条件 | 確かめること | 欠けていたら |
|---|---|---|
| 1. 頼む理由が書いてある | 誰のための商売か、何が違うかが読んで分かる | 資料より先に、ホームページの文章を直す |
| 2. 検討に時間がかかる | 金額が大きい、相談が要る、他社とも比べる | 資料より先に、予約や問い合わせのボタンを見やすくする |
| 3. 連絡する人と手順がある | いつ、誰が、何を送るかが決まっている | 集めるのをやめる。決めてから置く |
3つを一度にそろえる必要はありません。今日できるのは、1つ目を読み返すところまでです。
そろってから置くと、資料は問い合わせの前の一歩になります。そろう前に置くと、名前とメールアドレスが溜まるだけになります。
ご相談|置くかどうか決めきれないときは?
1つ目の条件が書けているかどうかは、自分では判断しにくいところです。
StartWithは、起業家のためのホームページ運用パートナーです。ホームページの文章を直すところから、公開後の更新と、数字を見た改善まで担当します。
- 検索されている言葉を調べて、載せる情報を決めます。何を直せばよいかを、ご自分で考えなくて済みます。
- 文字や画像の差し替えは回数を決めずにお受けし、翌営業日までに公開前の確認用ページに出します。直したいと思った週に、ホームページも変わります。
ご相談は、お問い合わせからお送りください。
StartWithの支援が向く会社と、向かない会社
ホームページの作業をすべてStartWithに任せる形が合うかどうかを、判断するための一覧です。
StartWithの支援が向く会社
- 問い合わせの入口を増やすより先に、書いてある内容を直したい会社。
- デザインに凝るより、載せている情報がいつも正しいことを優先したい会社。
- 自分で文章を直すより、変えたい内容を伝えて任せる形でよい会社。
StartWithの支援が向かない会社
- デザインや動きに凝ったホームページにしたい会社。
- 管理画面から、自分で文章を直したい会社。
- StudioやWordPressのまま、更新を続けたい会社。
この記事のよくある質問
Q. ホームページに資料ダウンロードを置くと、問い合わせは増えますか
増えるのは、名前とメールアドレスの数です。StartWithは、問い合わせの数はこれでは変わらないと見ています。決め手になるのは、ホームページに「ここに頼む理由」が書いてあるかどうかだと考えているからです。
Q. 資料ダウンロードを置いてよいのは、どんなときですか
置いてよいのは、3つがそろったときだけです。ここに頼む理由が書いてある。検討に時間がかかる。受け取ったあとに連絡する人が決まっている。
Q. 条件がそろっていないとき、先に何を直しますか
資料を1つ作るより、ホームページに書いてある内容を、探されている言葉に合わせるほうが先です。
Q. StartWithは自社のホームページに資料請求を置いていますか
StartWithのホームページにも、資料請求のページがありました。2026年9月12日に、公開をやめました。いま、ホームページからお客様が連絡してくる方法は、お問い合わせの1つだけです。